佐藤 雅史

MASASHI SATO

▶ デザイナー / 佐藤 雅史

デザインの力で、
医療革新を前へ

interview

幅広いWeb制作の経験を
医療のDX化につなげたい

専門学校を卒業後、フリーランスでECサイトの管理や動画編集など、Webやクリエイティブに関わる仕事をやっていました。その後、マーケティング会社に入社し、デザイナーとして経験を積んで、再びフリーランスのWebデザイナーとして活動。さらに自由診療を中心としたクリニック運営会社でデザインや制作部門の統括をしていました。2022年からは、私の経験を医療分野のDX化につなげたいと思い、リンクウェルに入社して現在に至ります。主な業務内容は、オンライン診療のUI/UXデザインと改善、アートディレクション、社内外制作物のクオリティ管理です。
リンクウェルが掲げるミッション「テクノロジーを通じて、医療を一歩前へ」が進めば、人々の生活が豊かになり、社会がより良い方向へと進んでいくと信じています。デザインを通してその一端を担えたらいいですね。

誰もが簡単にオンライン診療が
受けられる世の中に

さまざまな選択肢が増えている時代ですが、医療分野ではまだその動きが活発ではありません。私は、誰もが簡単にオンライン診療を利用できるよう、使い勝手のよいデザイン制作を実現したいです。先日、ユーザーテスト用のプロトタイプをつくり、アンケートやインタビューを実施し、その声をデザインに落とし込みました。その中で「オンラインとリアルな診療のどちらがよいか判断をつけられない」という声があり、現状の課題を肌で感じました。これを乗り越えるのは容易ではありませんが、やりがいを感じています。また、リンクウェルでは医療従事者側の悩みもダイレクトに声が上がってきます。先日、スタッフからクリニックで使う案内板や印刷物などのデザインをしてほしいとの要望を聞き、医療の現場にデザインが足りていないことに気づきました。些細なことですが、そうしたデザインにこだわることこそ医療の未来を変える一歩だと思っています。

ユーザー目線を掘り下げてこそ、
価値あるデザインが生まれる

常に根底にあるのは患者さまに寄り添ったユーザー目線です。ただ高性能でかっこいいというようなものは、本当のデザインとはいえません。そうした独りよがりのデザインにならないように、ユーザーの立場に立つことを大切にしています。まだ私たちのサービスを知らない人やオンライン診療に抵抗のある人にとって、いつのまにかスルッと使えていたというようなものが理想です。
デザインに関しては、多様なユーザーのニーズを考慮していることが前提だと思っています。機能は理解しやすいか、問題を解決することができるか、という目線をもつことを忘れてはなりません。一つひとつ真剣に向き合って、アウトプットすることを心がけています。

メンバーの意向を
尊重したチームづくり

リンクウェルは成長中の会社で、組織づくりを進めている真っ最中です。デザインチームは、それぞれが複数のプロダクトを抱えて仕事をしています。リンクウェルでは、デザイナーとしてどんな経験を積めば一人前といえるのか、役員も交えてメンバーとともに日々会話があるのが特徴です。メンバーの意思を尊重し、トライ&エラーをしながら全員で組織づくりできているのが、いいところだと思います。
また、新規プロダクトを考えるときは、プロダクトマネージャーのもと、エンジニアとデザイナーが企画段階から加わることも珍しくありません。スペシャリストとしてデザイナーを極めたい人も集中できる環境があることは、魅力の1つだと思います。